映画「父と僕の終わらない歌」から学ぶ──認知症と音楽の力
音楽サークル おおいた音のWA

父と息子、ステキな笑顔

ステージの上では病気を忘れてキラキラオーラ

理解のある愛する人々と音楽で自分らしく生きる

映画の中で歌われた曲、実際に寺尾聰さんが録音

以前モニター利用された方、ステキな笑顔
■映画を通して感じた「音楽の力」
先日、映画「父と僕の終わらない歌」を観てきました。アルツハイマー型認知症を患った父と、その家族がさまざまな葛藤や戸惑いを抱えながら、それでも音楽を通じてもう一度絆を取り戻す姿に、深い感動を覚えました。
劇中では、若い頃からバンド活動をしていた主人公が、日々の暮らしの中で病気が進行していく中でも、音楽に触れている瞬間だけは生き生きと輝いていました。家族や周りの人々も、言葉が出にくくなった父と一緒に歌を歌い、共にいる時間を大切にしていきます。その様子を動画で撮影し、SNSで発信したことで多くの人の共感を呼び、主人公は80歳でCDデビューという新たな夢を叶えます。「音楽の力」は、本人だけでなく、家族や社会にも大きな希望とつながりを生み出すのだと改めて感じました。
■グループ活動で仲間づくりと脳トレを
私たちのサークルでも、自ら公民館等に通ってこられる方には、グループで音楽活動を楽しんでいただいています。懐かしい歌や新たな歌を歌うことを主なメニューとして、仲間づくりやおでかけ先づくり、感情を揺さぶりながら脳の活性化を図ることができます。歌いながら昔の思い出話が出たり、新しい曲へのチャレンジに心を躍らせたり、音楽があることで自然と笑顔や会話、活発な交流が生まれます。
■ご自宅まで音楽をお届けするサービス
ただし、寝たきりの方や車の免許返納など環境的な理由で通うことが難しくなった方へは、私たちがご自宅に音楽を持って訪問し、個人で音楽を楽しむ機会をご用意しています。ご家族も一緒に参加されるケースも多く、親御さんとの大切な思い出作りや、最後の瞬間まで良い思い出を持っていただけるよう、心を込めて活動しています。「音楽をご自宅に届けます」というメニューもご用意していますので、ぜひ気軽にご相談ください。
■認知症の方と関わる大切なヒント
認知症の方の「問題行動」と思われる言動も、実はご本人なりの意味がある場合が多いものです。周囲のサポートや理解が不可欠であり、①良く観察し、②行動の理由を考え、③なぜそのような行動が起こるのか想像することが大切です。時には、普通にできていたことができなくなったり、物忘れが増えることで自信を失い、孤立感を深めてしまうことも。ですが「その人らしさ」を支えるものの一つとして、音楽は大きな役割を果たします。
■音楽がもたらす「生きがい」とサポート
音楽サークル おおいた音のWAでは、長年親しんだ「懐かしい歌」をみんなで歌ったり、回想法を取り入れたレクリエーションを行っています。歌によって思い出や感情が呼び起こされ、心身の活性化や自信の再発見につながります。また、楽器を演奏することで身体機能への心地よい刺激も加わります。
みなさんの声や個性が集まり、音楽の「輪」が広がることで、生きがいや自己肯定感にもつながる──そんな活動を大切にしています。ぜひ最後まで、その方らしい毎日と素敵な思い出作りのお手伝いを、私たちと一緒に実現していきませんか。
※音楽活動やレッスン・訪問サービスについてはお気軽にご相談ください
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