MMピアノ教室
こんにちは!MMピアノ教室の佐藤美緒です。
今日は、きょうだいレッスンの中であらためて感じた「行動を直す前に整えたいもの」についてお話させてください。
困った行動の前に、“まず関係”を整えました
ある日のレッスン前、「ぼくが先にレッスンしたい!」「わたしが先!」ときょうだいで順番をめぐって揉めてしまいました。
その場で「順番を守ろうね」と強く注意して、ピシャッと整えてしまうこともできたかもしれません。でも私は、まず1人ずつと向き合うことを選びました。
子どもたちのところへ行き、小さな声で、まるで秘密会議のように話しかけます。「どうすればいいと思う?」と一人ひとりに落ち着いた声で問いかけました。
脳科学の学びの中でも、本当に届けたい大事なことは、静かな声のほうが届きやすいと言われています。興奮しているときこそ、こちらがトーンを落として関わるように意識しています。
子ども発案のルールだからこそ、気持ちを切り替えられる
「どうすればいいと思う?」と問いかける中で、「ジャンケンで決める」という案を出してくれたのは子どもたち自身でした。
私は、負けた子が素直に受け入れられるかな…と、少し心配でした。そこで、「もし負けたらどうする?」とあらかじめ聞いてみると、「負けたらあとからレッスン受ける」と自分の口で約束してくれました。
実際にジャンケンで負けたお子さんは、最初のうちはパーカッションを鳴らしたり、私に話しかけたりして、気持ちのモヤモヤを教えてくれました。
そのとき私は、あえてその行動に反応せず、先にレッスンを受ける子に意識を向けて、目の前のレッスンに集中しました。
すると、しばらくしてから、その子は自分で静かに待合室にいるパパのところへ行き、そこで落ち着いて順番を待つことができたのです。
行動を直す前に整えたいのは「安心できる関係」
子どもの困った行動を目にすると、つい「やめてね」「今はダメ」と、その場を一瞬で整えたくなります。
でも、本当に整えたいのは、行動そのものではなく「安心していられる関係」なのだと感じています。
・小さな声で、1対1で気持ちを聞くこと
・どうするかを一緒に考えること
・自分で決めたルールを、できる限り尊重すること
そうした積み重ねの中で、「負けちゃったけど、約束したから待てる」「今は順番だからガマンしてみる」と、自分で気持ちを切り替える力が少しずつ育っていきます。
MMピアノ教室のレッスンでは、目の前の行動だけを急いで直そうとするのではなく、安心できる関係の中で、自分で切り替えられる力を育てていきたいと考えています。
「きょうだいでの関わり方に悩んでいる」「困った行動につい強く言ってしまう」というママ・パパも、どうぞそのままの思いをお話しくださいね。レッスンや体験を通して、お子さんの「自分で整える力」を一緒に見守っていけたら嬉しいです。
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